12月11日、佐久間忠夫さんは、ハンスト突入集会で以下の「ハンスト宣言」を読み上げた。 「ハンスト宣言」 佐久間忠夫(元国鉄電車運転士・76歳) 「国鉄分割民営化」から20年が過ぎ、そのとき解雇された1047名のうち46名の仲間が亡くなりました。残された家族の思いははかりしれません。わたしも1987年に国労所属を理由にJR不採用となり解雇されました。 国、政府の方針に反対したのだから解雇も仕方がないという人がいますが、果たしてそうでしょうか。国会で「国鉄改革法」が通過する時には、「一人も路頭に迷わせない」と、当時の中曽根首相は約束しました。いま、全国の地方自治体でも、1100を超える早期解決を求める決議が上がっています。 また、中曽根元首相は2005年NHKテレビで「総評をつぶし、社会党をつぶすために、分割民営化で国労をつぶした」と語っています。白昼堂々と組合差別をし、不法行為をしたのは時の政府だったのです。わたしは何の理由もなく電車運転士の職を下ろされ、倉庫のような所に押し込められ、草むしりをさせられた上に解雇されました。1945年敗戦の年、14歳で国鉄に入社してから42年目でした。 76年生きてきてわかったことは、国、政府とは必ずしも万全ではなく、戦争したり、市民を弾圧したりすることです。その苦い経験の中から、現在の世界に誇る平和憲法が生まれました。また市民には間違った方向に行く政府を、正す責任もあると憲法は言っています。 一人一人の人間の力は小さくても、人らしく生きていくために声を出し、行動することが人間としての権利であり義務でもあります。この思いでわたしは、78時間のハンガーストライキを国会前で行います。 わたしは、政府に以下のことを要求します。 一、政府は不法行為を行い、20年間苦しめた責任をとれ 一、政府は一日も早く、わたしたちの雇用、年金、解決金の要求に応じて解決をはかれ 2007年12月11日
by rabia3
| 2007-12-12 00:09
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